- 2013-02-22 (金) 15:38
- 横井弁護士
その特許がなければロケットは飛ばない…。
原作は、池井戸潤の直木賞受賞作「下町ロケット」。これをWOWOWがドラマ化したレンタルDVDを見ました。
宇宙科学開発機構を追われた研究者・佃航平(三上博史)が亡父の跡を継いだ下町の町工場「つくだ製作所」が最先端特許と従業員の職人技を武器にロケット打上げに成功するまでを描いたドラマです。
倒産の危機に瀕した町工場が団結力と技術に対する誇りで様々な苦境を打破し、壮大な夢を実現させる展開に人間の持つ熱いエネルギーを感じました。
特許訴訟の法廷シーンが実際とは全く異なるなど粗削りな演出も目に付きましたが、全体の出来の良さからすれば取るに足りないものというべきでしょう。
海外に生産拠点を移す企業が多数にのぼり、かつての「モノづくり大国」は、深刻な状況に陥っています。
生産拠点の海外移転は、それ自体国内での雇用機会を喪失させるとともに海外労働市場との競争により非正規労働者を増加させます。
当然のことながら国内消費は抑制され、日本経済に大きなダメージを与えます。
産業空洞化の原因として、日本の高い法人税率や賃金コスト、厳しい環境規制などが指摘されています。
町工場の衰退は、日本の底力の衰退です。
早急に法人税の引下げを行うべきだと思います。
「モノづくりのパワーを再認識する必要がある」――そんなことを考えさせてくれる良質のドラマでした。
(横井盛也)
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