- 2012-07-17 (火) 11:51
- 横井弁護士
東京都の石原慎太郎知事が進める尖閣諸島の購入計画に対し、心から賛同の意を表したいと思います。
日本固有の領土を守ることは国にとって最大の使命です。
本来ならば国が手を打たなければならないはずの問題であり、購入計画の発表は、無為無策の国に対し、目を覚まさせる一矢となったはずです。
石原知事の政治家としての力量に敬服するばかりです。
では、ロシアに占領されたままになっている北方領土は、どうすれば取り戻すことができるのでしょうか。
北方領土はもともとアイヌの生活圏であり、江戸時代に幕府(松前藩)の支配下に置かれました。
そして、幕府とロシア帝国との間で締結された日露和親条約において、両国の国境は、択捉島とウルップ島の中間線と定められました。
北方領土には色丹村、泊村など日本の地方自治体がれっきとして存在していたのであり、他国の領土となったことは一度もありません。
ところが、1945年8月9日、ポツダム宣言の受諾裁可の当日、ソ連は、日ソ不可侵条約を国際法に違反して一方的に破棄し、通告もなしに日本への侵攻を始めたのです。まさに火事場泥棒。許されない暴挙です。
国際法上、現在まで続いているロシアの実効支配が不法占拠であることは明白です。
北方領土が日本固有の領土であることに疑いの余地はありません。
先日、ロシアのメドベージェフ大統領が択捉、国後両島を訪問しました。
日本政府の記者会見は、不快の意の原稿の棒読み。おそらくロシア政府に対する抗議もあんなものなのでしょう。
失望です。
もっと他国のような強面外交ができないものかと思います。
本気で取り返すつもりであるなら、日本固有の領土なのですから、どんどん上陸して、敢えて国際問題を引き起こし、国際世論を喚起するという手もあると思うのですが…。
ちょっと過激すぎるでしょうか?
(横井盛也)