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弁護士会批判の反響は予想以上 - 弁護士会に政治的中立を求める

これまで3回連続で安保関連法案に関連して弁護士会批判を行った当ブログですが、新聞や他のブログに好意的に取り上げられ、応援や激励のメールをいただきました。
反響の大きさは想像以上です。

 

産経新聞。
<「戦争法廃案」デモ、弁護士会の〝政治活動〟に内部から反旗?
「戦争しないための法案」「政治的中立守れ」 訴訟にも発展>

http://www.sankei.com/west/news/150726/wst1507260015-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/150726/wst1507260015-n2.html

http://www.sankei.com/west/news/150726/wst1507260015-n3.html

 

<「平和を愛する弁護士」がブログで反論>の小見出しに続いて、
【「自分の意見と異なる運動のために弁護士会費が使われていることが苦痛でなりません」。大阪弁護士会所属の男性弁護士は7月、6月の野外集会を批判する書き込みをインターネットのブログに掲載した。
会員数約4200人と全国4番目の規模を誇る同会の会費は、原則月額約4万円(日弁連会費含む)。男性弁護士は「私は右翼でも国粋主義者でも民族主義者でもありません。平和をこよなく愛する一般的な普通の弁護士です」とし、思想・信条と異なる内容を理由に、集会を「暴挙であり、人権侵害」とも主張した。
ネットを通じて他の弁護士から「戦争法案反対の活動が個々の会員の思想・信条の自由を侵害すると主張されている弁護士」と言及されると、「問題になっているのは戦争法案でなく、戦争をしないための法案です」と反論した。】
と当ブログが紹介されています。
この新聞記事に関するブログも見つけました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/1907569/blog/36123961/

 

産経新聞の記事の中には、
【一部弁護士の間では「弁護士がこぞって法案に反対していると誤解される。会内の合意形成は不十分」として、有志で法案に賛成する声明や意見書を出そうとする動きもある。
取り組みを進めている同会所属の徳永信一弁護士は「法律家として安保法案が一点の曇りもなく合憲とはいえなくても、危機を避けるために政治的に解釈を変える必要性があると考える弁護士は多い」と指摘。
「弁護士会が特定の意見表明をすること自体は否定しないが、全会一致でないということを世間に知らせるべきではないか」と話している。】
といった記述もあります。

 

徳永弁護士のコメントは至極もっともなことで全面的に賛同します。
私は、法案に賛成する声明や意見書を出すといった運動に積極的に加わろうとは思いませんが、これからも気が向いた時にブログで自分の意見は述べていきたいと思います。

 

激励のメールもいただきました。
【初めまして。突然のメール、申し訳ありません。
…感銘を受けました。日本弁護士連合会の公式サイトにも集団的自衛権反対がトップページに記載され、仮に、賛成や支持する人達がみたら、日本の弁護士には依頼をしにくい印象を与えかねず、個人的には不満が募っていました。
…Harvard Law Schoolの憲法及び国際法の教授の意見が斬新でした。

http://www.bloombergview.com/articles/2015-07-16/it-s-ok-for-japan-to-fudge-its-constitution
賛成反対の価値観は個々の自由だとしても、やはり組織として片方を一方的に主張されることは強い懸念が有ります(特に弁護士会は民間企業と異なる存在である為)。
…日本にも貴殿のような弁護士が存在することに安堵致しました。ありがとうございます。】

 

鋭い指摘が含まれています。
弁護士会は様々な思想信条を持つ弁護士が加入することが予定されている団体です。
営利の追求を一丸となって行う民間企業とは違うのです。
弁護士会が国家の安全保障のあり方といった高度な政治的問題について特定の主張をすることは厳に慎むべきです。
(横井盛也)

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